前回に続いて、今回も動画をはじめるステップのお話をしていきます。
今回はステップ2として、動画のクオリティーを更に上げるべく、滑らかな映像が撮れるツール、カメラを紹介していきます。今回の内容は目的によっても選び方が変わって来るものなので、あなたにあったツールを選択するようにしてください。
スマホ用ジンバル
一番手を出しやすく、多くのメーカーがしのぎを削って開発を進めるスマホ用ジンバル。
スマホ用ジンバルは各メーカー様々な強みを活かした機能、性能、軽量化、コンパクト化っといった取り組みを常に行なっていて、毎年のように新製品が発表されています。価格帯は¥9,000〜¥20,000でかなり安くなってきています。2、3年前は2、3万したスマホ用ジンバルでしたが、価格はだいぶ落ち着いてきている感じもあります。
いくつかのモーター(近年は3つが主流)を利用して、水平を保ちながらブレの少ない滑らかな映像を撮るためのスタビライザー。
ジンバルの動きは少々慣れも必要で、動きに対してジンバルは追従する形で動くので、操作に対して遅れて動くのが特徴です。その為、メーカーによっては使いにくいものであったり、扱いが難しいものもあったりするので、ジンバルの選び方もそれぞれのメーカーの特徴を見て選ぶ必要があります。
2019年8月時点でオススメのジンバル
DJI OSMO MOBILE 3
ジンバル、ドローンで有名な大手メーカーDJIの新製品(8/13発表)OSMO MOBILE 3。初心者にも使いやすく、高機能、アプリの安定性も抜群の商品で、Apple Storeでも販売されているほどの商品力とコスパに優れたスマホ用ジンバルです。
最初にジンバルをはじめるなら、安心して使える商品かと思います。
他のジンバルを使ったことのある人にはちょっと操作感が違ったりもするので、最初から使う分には抵抗ないかもしれませんが、他社のジンバルから乗り換えの方は慣れないかもしれません。
MOZA Mini-S
こちらもジンバルメインに商品を展開しているGUDSENというメーカーの商品。もともとこちらのメーカーはかなりコスパに優れた商品を開発、販売しており、密かなファンも多いメーカーでもあります。OSMO MOBILE 3に比べるとふた回りほど大きいですが、大手の中ではいち早く折りたたみ式のスマホ用ジンバルを出したメーカーでもあります。
https://youtu.be/EoHl1gM0XMU
正直私は、ジンバルの操作感はMOZA Mini-Sの方が好きで、「撮影」で考えたときの使いやすさはこちらに軍配が上がります。
ただ、アプリの安定性に不安があるとの、折りたたみし難いところがマイナスポイントとなります。
アクションカム
テレビのバラエティーなどにも多く使われているアクションカム。耐久性に優れていて、防水にも対応しているものが多く、スポーツ、レジャーなどにも最適なカメラ。見たままをそのまま記録できるので、こっちの方が使いやすいって人も多いです。
ジンバルと比べると追従しなくて、電子式手ぶれ補正で撮影した動画に対して、出力する動画はクロップ(小さく)され、そのクロップ内でブレの少ない映像にカメラで処理するものになります。
軽量、コンパクトで、雑に使えるので、スポーツ、レジャーなどで使いたい方は、アクションカムを選ぶと良いでしょう!
欠点は、手ぶれ補正の影響でクロップされるので、多少画質が落ちてしまうのと、暗いところでの撮影では、手ぶれ補正機能が弱くなったり、暗所に弱い部分もあるので(マニュアル設定で多少良くはなりますが)、画質を優先するならおすすめできない部分もあります。
GoPro
【国内正規品】GoPro HERO7 Black CHDHX-701-FW ゴープロ ヒーロー7 ブラック ウェアラブル アクション カメラ 【GoPro公式】 |
OSMO ACTION
ジンバル付き小型カメラ
最終的におすすめなのがこれ!
DJI OSMO POCKET
2019年8月現在、私がおすすめしたいのはOSMO POCKET。これまで述べてきた欠点を解消してくれると同時に携帯性にも優れ、これ単体で動画撮影から保存も可能だし、アクションカムのようにクロップされる欠点もないし、私も実際に撮影にも使っている超小型ジンバルカメラになります。
DJIはそれぞれのジャンルでカメラ、ジンバルを発売し、これまでのドローン開発で培った技術を手持ちのカメラとして発売し、爆発的ヒットを産んだ商品。女性にも人気で、私の動画編集講座を受けてくれた女性も数名購入し、実際に撮影依頼を受ける人も出てくるなど、場所を問わず撮影しやすいこのカメラは、私の中でも最強!!
https://youtu.be/pU1Lio5BWvw
まとめ
ざっと紹介してきましたが、ステップとしては、私も楽しく活用しているスマホ用ジンバル、次に昨年登場したジンバル要らずのGoPro HERO 7 BLACK、GoProに殴り込みをかけたDJI OSMO ACTION、私が最後まで残したカメラがDJI OSMO POCKETっといった感じで、最終的にはご自身が何を動画に撮るかで変わってきます。
私自身は実際に撮影に使うことを想定して、OSMO POCKETを残す形にしましたが、あなたも自分の条件に合わせて選ぶと良いかと思います。あなたのタイミングに合わせて、是非活用してみてくださいね(^_−)−☆