今回はご依頼をいただきまして、ハワイ島でのビーチ挙式、レセプションパーティーで私が実際に使ったカメラ機材のご紹介をしたいと思います。まずは当日の撮影環境についてお伝えしていきます。
過酷な撮影環境
ビーチでの結婚式と言うことで、時間帯は16時スタートだったんですけど、太陽、海をバックに結婚式を行う形でした。ここで問題になってくるのが超逆光ってこと!!
光の調整がとても難しく、明るすぎても、暗すぎても駄目なので、本当に絶妙な加減が要求されます。また動き回ってジンバルを持っての撮影ですが、結婚式を行なったビーチの砂浜は超フカフカで、特にジンバル歩きがし難い状況でもありました。
レセプションパーティーに入ると今度は、夕方からスタート、店内での撮影となるので、どんどん明るさが変わり、暗くなってくるので、明るいレンズが必要不可欠。そんな環境での撮影でした。
動画撮影機材のご紹介
カメラは2台持っていきました。
一台は固定、もう一台はジンバルを使って撮影していったんですけど、ここでお話するのは、メインカメラである動き回って撮影していたジンバルに載せたカメラを紹介していきます。
カメラ&レンズ
メインカメラ:SONY α6400
レンズ①:SONY SELP18105G
レンズ②:SIGMA 16mm F1.4
SIGMA 単焦点広角レンズ 16mm F1.4 DC DN | Contemporary C017 SONY-E用 ミラーレス(APS-Cサイズ)専用 |
まず、カメラをSONYのα6400にしている最大の理由は「オートフォーカス性能」。爆速の世界最速0.02秒という速さに加え、かなり人物への精度も高く、フォーカスが外れるってことがほとんどないので、フォーカスに関しては、カメラ任せで動き回ることができます。
また、軽量、コンパクトであり、懸念される逆光での撮影で効果を発揮してくれるHLG(ハイブリッドログガンマ)での撮影が可能で、明暗差の激しい撮影でも、幅広く表現できるので、PP10(ピクチャープロファイル)HLG2を利用して撮影を行いました。
レンズについては、機動力を活かし、18-105mmのパワーズーム(電動ズーム)機能がついたSELP18105Gでビーチでの撮影を行いました。このレンズの特徴はF4通しで、望遠になっても明るさが変わらないところがとても使いやすく、動き回っての撮影に加えて、電動ズームによりスムーズにズームイン、ズームアウトすることができるので、大変重宝します。
ビーチでの撮影では、明るいレンズは必要ないし、逆に外が明るすぎるので、合わせて可変式のNDフィルターを使って光の調整を行いました。
NDフィルターについては、前回詳しく記事に書いているのでこちらをご覧ください。
https://legendary.jp/vpro/20190717/
外付けマイク
マイクはRODEのVIDEO MIC GOのコンデンサーマイク
風切り音対策として、ウインドジャマー(モフモフ)を取り付けて撮影。
ジンバル
丁度ハワイに行く前に発売され、手に入った最新のジンバル
DJI RONIN-SC
ミラーレス用として、新たに発売され、小型化、軽量化に加えて、使いやすさも向上!!各アームのストッパーやスマホアプリと連携し、様々な機能がより使い易く、シンプルになりました。
とても信頼性が高く、安心感のあるミラーレス用ジンバルです。
YouTubeでも公開しています
今回のお話の内容はYouTubeでも語っています。
まとめ
はい!いかがでしたか?
ちょっと専門用語も多いと思うんですけど、この記事を見られている方は、カメラに興味がある方かと思うので、何となくでご理解ください。実際にミラーレスで動画を撮るようになると、必ず出てくる内容なので、ひとつひとつ覚えていってもらえたらと思います。
っで実際私が使った機材をサラッとお伝えしていますが、私なりに突き詰めて出来上がった組み合わせとなります。正直、今回紹介した機材を持っていたら、映像制作はほぼ何でも対応可能かと思います。あとは、カメラの設定、感覚、機能を理解し、もう場数が大切なので、数を重ねながら技術を磨いていってください。
私も常に向上心を持ちながら撮影を行っています。
実際に私が今回ハワイ島で撮影した動画はこちらになるので良かったらご覧ください。