今回は久々に私の実体験から動画を撮るためのNDフィルターについて記事にまとめようと思い書いています。

NDフィルターってどういうもの?

NDフィルターはカメラのレンズを人間の目に例えるとわかりやすいと思うんですけど、あなたは眩しい時ってどうしていますか?サングラスをかけたり、目を細めたり、眩しい光を遮ったりしますよね?

はい!それとカメラのレンズも同じなんです。要するに明るすぎる場所での撮影はカメラのレンズにサングラス(NDフィルター)をかける必要があるんです。

もう一つ、人間の目を細める行為は、カメラでいう絞り(F値)になります。絞れば絞るほど光を取り込む量が少なくなり、暗くすることができます。

そう!カメラで光の量は調節できるんですけど、ここでひとつ問題が。。。

絞れば絞るほどボケ感がなくなる

光の量を少なくするとカメラってボケにくくなるんです。私のこだわりは動画でも雰囲気のあるポートレート写真のようなボケを生かした映像制作を行いたいと思っているので、単に明るさをカメラで絞り(F値)を調節すれば良いってものではないんです。

出来るだけ明るいレンズで開放(F値の値が一番小さい数値)にするためにサングラス(NDフィルター)をつける必要があって、NDフィルターは使用されます。

写真の場合は少し目的が違ったりもしますが、今回は動画でのNDフィルターの使い方、選び方なので割愛しますが、レンズの明るさによって選ぶNDフィルターが変わってきます。

簡単に言うとサングラスの濃さですね。サングラスも濃いものがあれば、薄いものもあります。

私が最初に選んだNDフィルター

私が最初に購入したNDフィルターは、ND8、ND16のふたつ。

Kenko カメラ用フィルター PRO1D プロND8 (W) 67mm 光量調節用 267431

これは明るいレンズF1.4のレンズに対して購入したものになります。

現在愛用している単焦点レンズはこちら

SIGMA 単焦点広角レンズ 16mm F1.4 DC DN | Contemporary C017 SONY-E用 ミラーレス(APS-Cサイズ)専用

なぜND8、ND16を選んだかというと、明るさの調整で使い分けをするためです。

暗いけど、開放で撮れないND8のみ、少し暗い場合はND16のみ、そして、快晴で外がめちゃくちゃ明るい時はND8、ND16の二枚重ねでND128相当になるので、使い分けをしていました。

これはF1.4っという超明るいレンズに対しての選択です。

最終的に単焦点などの明るいレンズに対してのオススメはND128まで調整可能な可変NDフィルターをおすすめしたいと思います。

K&F CONCEPT 67mm NDフィルターフェーダー 超薄型 調整可能 可変性 中性濃度 ND8~ND128 Andoerクリニングクロス付き カメラレンズ用 キヤノンソニーニコンカメラ用

ズームレンズのNDフィルター

最近はズームレンズも明るいものも多いですが、F4前後のレンズに対してのNDフィルターの選び方です。

私の持っているレンズは、F4通しのレンズ、F3.5-5.6のレンズがあります。もともとそこまで明るくないレンズに先ほどのND128まではほぼ必要ないかと思います。特に私の場合はほぼ付けっ放しで運用したいっていうのもあって、選んでいるのはND2-ND32の可変NDフィルターです。

可変NDフィルター 72mm X状ムラなし ND2-ND32フィルター 薄型 減光 レンズフィルター K&F Concept【メーカー直営店】

えっ!?

なぜND8-ND128ではいけないの?そう思われるかもしれませんが、出来るだけ付けたり、外したりの作業はしたくないんです。F4前後のレンズに対して、ND8スタートですと室内での撮影は暗すぎて不可能。

そうなると、その度に外したりしなければいけなくなるので、ND2スタートならまだ使えます。またND128までも必要ないので、私が購入したのはND2-ND32の可変NDフィルターとなったのです。

この辺りは動画でテスト撮影も行なっているので、良かったらご覧ください。

まとめ

如何でしたか?少し専門用語もあって難しかったかもしれません。

カメラを少し触り出している方ならご理解いただける内容かと思います。動画は写真と違って、カメラ側での設定は制限(拘った撮影をする場合)されるので動画に関しては本当にNDフィルターは必須です!!

是非、NDフィルターの効果を確認し、導入の参考にしていただければと思います。